
真夜中に建物へ誰かが入ってきたら、数分のうちの判断が結果を分けます。以下は、米国土安全保障省(DHS・CISA)の「逃げる・隠れる・戦う」ガイド(韓国語版を含む)、米国の大学キャンパス警察の侵入者対応指針、韓国警察庁の112番メール通報・無音通報の案内、消防署の避難器具(緩降機)の案内をもとにまとめたものです。実際に危険なときは、112番(韓国の警察の番号)または現地の緊急通報番号に連絡してください。
1. 3つの順番:避難 → 隠れる → 立ち向かうのは最後
- 避難:まず脱出経路を考え、安全な道があれば持ち物は置いて抜け出します。安全な場所に着いたら通報します。
- 隠れる:避難できなければ、犯人から見えない場所に隠れ、ドアを施錠するか入口を塞ぎます。
- 立ち向かう:命が危ないときの最後の手段です。物を狙った侵入者なら、金品を渡して身を守ります(韓国警察庁の犯罪被害者保護・支援案内:まずは加害者から離れる)。
2. 隠れるとき:明かり・ドア・スマホ
- 明かりを消し、カーテンを閉めます。ドアの下から漏れる一筋の光が「人がいる」と知らせてしまいます。
- ドアを施錠し、重い家具で塞ぎます。客室のドアノブのロックボタンは、外から外されることもあります。ドアストッパーをドアの下に差し込むか、机を押し当てておきます。家具を引きずるときは、毛布を敷いて音を減らします。
- スマホは着信音だけでなく振動までオフにし、画面の光を隠します。
- ドアのすぐ前ではなく、ドアと窓から離れた、見えない場所(鍵のかかる浴室など)で低い姿勢でいます。返事はしません。
3. 112番通報:話せないとき
- 112番メール通報:住所・建物・部屋番号、犯人のいる場所と人数、自分が隠れていることを短く書きます。宿泊先の案内書や地図アプリの住所が役に立ちます。
- トントン112:112番に電話して話せなければ、どの数字ボタンでも押します。警察が「見える112」のリンクをメールで送ってきたら、押して同意します。
- 同僚や家族にメールで代わりに通報を頼むこともできます。電話はかけないで、と一緒に書きます。
4. いつ抜け出すか
- 犯人がほかの階へ遠ざかり、非常口・外階段が安全なら、そのときが抜け出すときです。
- 犯人が避難経路の近くにいる、または警察がすでに近くにいるなら、隠れたまま待ちます。
- 3階以上なら窓から飛び降りません。宿泊施設の窓際にある緩降機を使います。
- 抜け出したあとは、暗い森ではなく人のいる明るい建物へ向かいます。寒い夜は、上着と靴をまず身につけます。
5. 緩降機の使い方
- 窓際の緩降機の箱を開けます。支持アームを立て、フックを掛けてロックします。
- リール(ロープ)を窓の外へ投げます。
- ベルトを脇の下、胸の高さに掛けて締めます。
- 壁に手をつきながら、ゆっくり降ります。支持アームがしっかりしているか先に確かめます。
6. 「警察です」と聞こえたら · 警察が来たら
- ドアの外で「警察」と言われても、本当に警察だと確認できるまではドアを開けません。112番にメールで尋ねれば確認してくれます。
- 警察が来たら、手に持っている物を置き、両手を開いて見えるようにし、指示に従います。警察に駆け寄ってしがみついたり、叫んだりしません。
- 安全になってから、犯人の人相・服装・行方、被害の状況を伝えます。犯人を追いかけたり、物を取りに戻ったりしません。
シミュレーションで練習してみる
リストを読むことと、真っ暗な部屋で思い出すことは違います。「夜の研修所の侵入者」は、これらの判断を時間に追われながら自分で下してみる無料のブラウザゲームです(研修所・侵入者・人物は架空)。ゲームガイドをご覧ください。
参考資料
- 米国土安全保障省(DHS)・サイバーセキュリティ・インフラストラクチャセキュリティ庁(CISA) — 「Active Shooter: How to Respond」、「銃乱射事件クイックリファレンスガイド」(韓国語版):逃げる・隠れる・戦う、警察が到着したら
- 米国の大学キャンパス警察の侵入者・ロックダウン対応指針 — 明かりを消す、ドア・窓から離れる、確認するまでドアを開けない
- 韓国警察庁 — 112番メール通報、「トントン112」、見える112(福祉路〈Bokjiro〉の案内) · 犯罪被害者の保護・支援
- 消防署 — 避難器具(緩降機)の使い方 · 3階以上の宿泊施設への避難器具の設置
よくある質問
侵入者が入ってきたら、隠れるべきですか、逃げるべきですか?
安全な道があればまず抜け出し(避難)、なければ隠れます(隠れる)。立ち向かうのは命が危ないときの最後の手段です(米国土安全保障省「逃げる・隠れる・戦う」)。
隠れているとき、スマホはどうすればいいですか?
着信音だけでなく振動までオフにし、画面の光を隠します。通報は112番へのメールで行います。
ドアの施錠だけで十分ですか?
客室のドアノブのロックボタンは、外から外されることもあります。ドアストッパーや机のような重い家具で、もう一重塞ぎます。
112番に話せないときはどう通報しますか?
112番へメールで住所・部屋番号・状況を送るか、112番に電話してどの数字ボタンでも押す「トントン112」で通報します。警察が送るリンク(見える112)に同意します。
ドアの外で「警察です」と言われたら、開けてもいいですか?
確認するまでは開けません。112番にメールで尋ねるか、警察が自分の名前や通報内容を言うまで待ちます。
警察が到着したら、どう行動すればいいですか?
手に持っている物を置き、両手を開いて見えるようにし、指示に従います。警察に駆け寄ってしがみつきません。
緩降機はどう使いますか?
支持アームを立て、フックを掛けてロックしたら、リールを窓の外へ投げ、ベルトを脇の下・胸の高さで締めて、壁に手をつきながら降ります。